先日ラジオの配信で『筋トレやダイエットにおすすめな食品とは?』という配信をさせて頂きました。
まだ聴いてないよという方は、こちらからお聴きになれます。
そのコメント欄で、こんな質問を。
おはようございます。
スケソウダラの原料がカニカマやちくわ。
小腹が空いた時にタンパク質を意識して食べることがあります。
無機リン酸の摂取に繋がらないかなと感じることがあります。
そのあたり教えてくださいませ。
といったご質問でした。
コメント本当にありがとうございます。
今日は、こちらの質問に答えていきたいと思います。
ぜひ最後まで楽しんで聴いて頂けると嬉しいです。
この記事は音声でもお楽しみ頂けます。
無機リン酸の摂取は大丈夫?
実は、たんぱく質が多い食品はリンの数値が高いのです。
リンは吸収されやすい上に排出されにくく、血中濃度が上昇しやすいのが特徴です。
そして『高リン血症』になってしまうリスクもあるため量を控える必要があります。
リンが多めの食材にどんなものがあるかというと
・肉(特にレバー)
・魚
・卵
・乳製品(牛乳、チーズなど)
ただ、これらの食材でもちょっとした工夫で、リンを大幅に低減することができます。
リンは2種類ある
リンには、食材にもともと含まれている『有機リン』
そして食品添加物として大半を占める『無機リン』があります。
無機リンは、腸からの吸収率が高く『高リン血症』の原因ともなります。
現在日本では、食品の成分表示には値が示されておらず、摂取量がわかりにくい状況です。
本来であれば、有機・無機を問わず総量としてのリン値を知った上で、食べる量を工夫するのが理想です。
しかし、食品添加物の無機リンの量を知ることは難しいため、摂取そのものを控える方が良いでしょう。
食品添加物を少なくする方法
食品添加物の無機リンが多い食品は、ハムやベーコンのほか、干物や練り物といった魚肉加工品などです。
これらは、生の状態よりもリンの値が高くなっています。
また、麺類にも多く含まれているので、食べる際は少量に抑えるのはもちろん、調理の際にリンを低くする工夫をしましょう。
と、ここまで聞くと『この前おススメしてた、スケソウダラのはどうなんだ?』という声が聞こえてきそうですよね。
そこでおススメなのが、こんな方法なんです。
肉や魚の加工食品の添加物は、お湯に通すと短時間で溶けだします。
なので、加工食品は一度お湯に通して、そのお湯は捨てるようにする。
こんな工夫で、リン酸を低減することが出来ます。
(調理法によっては、お湯に通せない場合もあると思いますが)