週1回のペースで、オススメの本の紹介をしています。
今日ご紹介したいのが『気象病ハンドブック』という本です。
著者が、久手堅司(くでけんつかさ)先生といって、せたがや内科・神経内科クリニックの院長先生が書かれた本になります。
あなたは『気象病』という病気をご存じですか?
最近、急速に患者さんの数が増えている病気の1つで、三軒茶屋あおば整体院にも多くのご相談があります。
そんな気象病について、とてもわかりやすくまとまっている一冊を今日は紹介したいと思います。
この記事は、音声でもお愉しみいただけます。
まずは『はじめに』の部分を紹介します。
梅雨や台風の時期になると、体調が悪くなる方はいませんか?
天気予報を聞かなくても、雨が降ることを予測できてしまう方はいませんか?
最近、『気象病』や『自律神経』という言葉が広まってきたと感じます。
私が気象病専門の外来を開設して6年になりますが、気象病に悩みながら、周囲に理解されないことに苦しむ患者さんを多く診てきました。
そのため『気象病がやっと熟知されてきた』という気持ちは大きく、気象病はきちんと原因のある不調であり、原因があれば対策もある。
ということをより多くの方に知って欲しいと考えています。
(中略)
本書では、私の長年の臨床経験をもとに、気象病の正体・治療・対策まですべてお伝えしていきたいと思います。
1~4章が知識編、5~6章が実践編です。
前半は気象病を理解するための基本的な知識や気象病と関係の深い自律神経についてご紹介します。
これは、気象病専門外来の医師が、気象病に苦しむ患者さんの悩みにお答えする形になっています。
(この形式は、とても読みやすいです)
後半は、日常生活の中で気軽にできる具体的なセルフケアや、骨格のメンテナンス(運動療法)について紹介します。
(単に、治療だけでなくセルフケアを組み合わせているスタイルが素晴らしいです)
気象病とうまく付き合っていくには、自律神経を整えることが重要です。
その自律神経を整えるためのかなめとなるのが『骨格』です。
骨格のプロであるパーソナルトレーナーにもご協力いただき、より専門的で、他の本にはないセルフケアの内容が詰まっています。
わたしのように、医師とパーソナルトレーナーが協働して治療を行うことは、日本国内ではまだ珍しいかもしれません。
(私の院も、医師や管理栄養士と連携して治療をすすめる、日本では数少ない整体です)
気象病ハンドブックという名の通り、この一冊が手元にあるだけで、多くの方々が気象病と上手に付き合いながら、不調を改善するだけでなく、
より健康になれることを心から願っています
といった感じの本になります。
もし興味があれば、手に取ってみてはいかがでしょうか。
そして例によって例のごとく、図書館にもあるかなぁと思います。
もし、図書館になかったり、借りるのではなく購入したいという場合は、こちらのリンクからどうぞ。