『最近、肘のあたりが何だか痛むな。。。』
あなたは、こんな症状に悩んでいませんか?
もしかするとその痛み『スマホ肘』かもしれせん。
私の大好きな配信者さんのお一人である『しょくみ』さんが、スマホ肘の痛みでつらい。
そんなSOSの配信をされていました。
実はこの肘の痛み(スマホ肘)は三軒茶屋あおば整体院でも、相談が急増している疾患なんです。
今の時代、スマホのない生活なんて考えられませんよね。
そして、スタエフのユーザーさんは『スマホ利用率も高い』ことでしょう。
今は痛みを感じていなくとも、毎日スマホを利用するあなたには、スマホ肘のリスクが。。。
そこでスタエフを利用されているみなさんが、スマホ肘になった時に困らないようにと考え。
『スマホ肘の対処法』今日はこんなテーマで、お話をしていきたいと思います。
今回お話する内容は、わたしがこれまで数千人のスマホ肘(野球肘・テニス肘)を治療した経験をもとにまとめた内容で。
『症状を緩和させ、痛みを再発させづらい身体づくり』ができるようになる内容になります。
ぜひ最後までお聴きいただき、いざという時すぐに聴けるように(あとで聴くリストに保存)してもらえたら嬉しいです。
この記事は、音声でもお楽しみいただけます。
スマホ肘の対処法・原因~予防法まで
では今からスマホ肘についてお話していきます。
内容としては、今まさにスマホ肘の痛みで苦しむ、そんなあなたに向けてお話しをしていきます。
今のあなたは肘の痛みで『いつも通りの生活が出来ずツライ思い』をしていると思います。
なので、こんな順番でお話していこうと思います。
・今の痛みを軽減する方法(応急処置)
・スマホ肘の仕組み(原因や種類など)
・スマホ肘の改善法(予防法)
では、順番にくわしくお話していきます。
今の痛みを軽減する方法(応急処置)
今あなたは、まさに肘の痛みで苦しんでいると思います。
そんな状態のあなたの身体は『痛みに敏感』になってしまっています。
人間の身体にとっての痛みとは『この痛みが続くと命に関わるから、早く対応しなさい』という危険信号です。
なので一度痛みが発生すると、脳がそれを記憶し、痛みに対して敏感になってしまうのです。
そして『また痛くなったらどうしよう』とか『もう痛くならないように』と自然に考えるように。
その結果、緊張した(身体に力が入った)状態で生活するので『筋肉が固いまま』となり痛みは改善しない。
さらに脳は痛みを記憶してしまっているので、少しの痛みも『すごく痛く感じ』余計に力が入ってしまう。
こうして負のループになってしまいます。
だからこそ、一番大切なことは『安心すること』です。
もうあなたは、この配信を見つけてくださった。
これから、確実に楽になる方法をお伝えするので、もう大丈夫なのです。
だから。。。安心してください。
そう、深呼吸して『もう大丈夫。。。もう大丈夫。。。もう大丈夫』と
3回くらい呪文のように唱えて、また深呼吸をしてみてください。
そして、気持ちが落ち着いてきたところで、次の3つの方法を試してみてください。
・アイシング
・ツボ押し
・薬
この3つのいずれかで、肘の痛みは少しやわらぐはずです。
具体的な方法や理由をお話しますね。
アイシング
アイシングといっても、特別な道具が必要なわけではありません。
ビニール袋に氷と少々の水を入れ、痛いところに当ててサランラップやさらしなどでクルクル巻くだけです。
最初は痛いくらい冷たいと思いますが、我慢すると慣れてきて感覚がなくなってきます。
※(神経を麻痺させて痛みをやわらげようという作戦です。
そのまま10分~15分程度、痛みが発生した時におこなってください。
ツボ押し
肘の痛みに効くツボを押してみましょう。
『曲池(きょくち)』とは、肘を曲げた時にできるシワの外側にで切る凹みに存在するツボです。
ここをおすことで、肘の痛みをやわらげる効果があります。
薬
痛みが強い時は、薬で一時的にしのぐのも良いと思います。
バファリンやロキソニンなど、いわゆる痛み止めのお薬が効くタイプの方も多いです。
痛みで寝れないなど、生活に強い影響がある場合は、薬も上手に活用しましょう。
次はスマホ肘の仕組みについてです。
スマホ肘の正体とは?
ここ2~3年くらい、三軒茶屋あおば整体院に来院される『肘の痛み』傾向として。
激しい運動や重たい物を持つなどをしていなくとも、肘が痛いという方が増えています。
そういうケースの場合、一日中スマホに触れる生活をしてるといった方がほとんどです。
この肘の痛みは、スマホ肘と考えて間違いないです。
そしてこのスマホ肘、実は2種類の症状があるのです。
ひとつは、正式名称が『上腕骨外側上顆炎じょうわんこつがいそくじょうかえん・バックハンドテニス肘』といいます。
手のひらを上にして腕を伸ばしたとき、親指側(つまり外側)の筋肉が突っ張って肘を痛めているパターンです。
スマホを持って親指で長時間操作をしていると、骨に付着する外側上顆(親指側の筋肉)を引っ張って引き起こされる炎症です。
もうひとつは『上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん・フォアハンドテニス肘やゴルフ肘)』といいます。
手のひらを上にして腕を伸ばしたとき、小指側(つまり内側)の筋肉が突っ張って肘を痛めてしまうパターンです。
最近のスマホは画面が大きいので、手に持つ時に知らず知らずのうちに小指の筋肉に無駄に力が入っていることがあります。
その普段使わない小指側の筋肉に力が入り続けると、骨に付着する内側上顆(小指側の筋肉)を引っ張って引き起こされる炎症です。
あなたの痛みはどちらの病気でしょうか?
簡単なセルフチェックをしていきましょう。
スマホ肘のセルフチェック
では続いて、自分がスマホ肘かどうか?
そして『外側上顆炎』か『内側上顆炎』かをチェックする方法をお伝えします。
・普段使っているバッグを手の甲を外側にして持って痛い場合は、外側上顆炎
・手の甲を内側にして持って痛い場合は、内側上顆炎
もし、荷物を持っても特に痛くないのに肘が痛むという場合は?
痛みが頚椎、つまり首から来ている場合、スマホ首になっている可能性が高いです。
スマホ肘の場合は、細かい筋肉の使いすぎから起こるものなので、その筋肉を使うと痛みが誘発されますが、筋肉を使っても痛みがない場合は、首からくる神経痛の可能性が高いです。
上を向くと肘が痛むという場合は、ほぼ確実に首からくる痛み。
これは、スマホ肘とは別のもので、今回は説明を割愛いします。
では、つぎにスマホ肘の改善方法についてお話します。
スマホ肘の改善法
スマホ肘の改善方法は、一般的にはストレッチと言われています。
確かにストレッチは効果的ですが、そこに食事療法をプラスすると、より効果的になります。
それぞれ詳しく説明しますね。
スマホ肘を改善するストレッチ
◆親指側の筋肉(外側上顆)が痛い場合
これは、指を伸ばす力に影響する外側の伸筋群を伸ばすストレッチです。
1: 手の甲が上になるようにして腕を伸ばします。
2: 手の甲を、反対の手のひらで包み込むようにして、 手首をゆっくりぐーっと下に曲げて伸ばします。
3: 30秒から1分程、伸ばして上げましょう。親指側(外側)の腕の筋肉が伸びている感じがしたらOKです
◆小指側の筋肉(内側上顆)が痛い場合
これは、握る力に影響する内側の屈筋群を伸ばすストレッチです。
1: 手のひらが上になるようにして腕を伸ばします。
2: 手のひらを、反対の手のひらで包み込むようにして、手首をゆっくりぐーっと下に曲げて伸ばします。
3: 30秒から1分程、伸ばして上げましょう。
小指側(内側)の腕の筋肉が伸びている感じがしたらOKです
次の対策は、スマホの持ち方です。
持ち方でスマホ肘を改善する
スマホを操作するとき、手指に負担をかけない一番の方法は、正しい持ち方をすること。
正しい持ち方のポイントは『重さを分散させる』こと。
スマホの持ち方は、一般的に次の4つのパターンが考えられ、その中にNGなものがあります。
・片手で持って片手で操作する➡NG
・片手で持って両手で操作する➡OK
・両手で持って片手で操作する➡NG(両手で持ち、親指で操作するゲームなど)
・両手で持って両手で操作する➡OK
持ち方以外に、手や指の負担を減らすグッツの利用もオススメです。
スマホリング
スマホを持つ際に人差し指や中指を潜らせることで、手指を広げてスマホの重さを分散させて持つことにつながります。
動画を見る際は横向きにして本体を置くことができるのも便利なポイント。
スマホグリップは根元の部分にイヤホンや充電器のコードを巻きつけて収納できて一石二鳥です。
シリコン製のスマホカバー
滑りにくいシリコン製のカバーなら、スマホを落とさないように無意識に入れてしまう手指の力が少なく済みます。
スマホスタンド
デスクでスマホを操作する際に使うと、目線の高さにスマホを固定でき姿勢改善に役立ちます。
手指を休ませるためにスマホを持たない時間を増やすことにも効果的です。
最後の対策は、食事になります。
食事でスマホ肘を改善する
スマホ肘の改善で大きなポイントとなるのが『筋と腱』です。
筋肉量、特にインナーマッスルが不足している人
また、腱(=骨と筋肉をくっつけているボンドのようなもの)が弱っている人がかかりやすくなってしまいます。
逆を言えば、筋肉(インナーマッスル)と腱を補強できればスマホ肘は予防できるということです。
そこで、筋肉と腱を補強するための栄養素を3つ、大切な順番にご紹介します。
一番大切なたんぱく質
筋肉も腱も元になるのはタンパク質です。まずはしっかりタンパク質を摂るようにしましょう。
かつ、筋肉は普通に日常生活を送っているだけで壊れていきます。
また、腱は年齢を重ねるにつれて徐々に擦り減っていきます。
そのため、これらを補う栄養成分=タンパク質がまずは重要とも言えます。
タンパク質が含まれる食べ物といえば肉、魚、大豆などが挙げられますが、その食べ物が作られた過程や状態、調理法や食べ合わせによってタンパク質の吸収率は変わるため、効率よく吸収できるとは限りません。
そこで私がおすすめするのはプロテインです。
なかでも、植物性のプロテインがいいです。
なぜなら、インナーマッスルをより効率的に作れるのは植物性だからです。
動物性(ホエイ)プロティンの場合は、胃腸が弱い方が飲むと下痢をしていまう。
こんなことからも、植物性をおすすめします。
次に大切なビタミンB群
ビタミンB群はタンパク質をアミノ酸に分解する作用があり、タンパク質はこの状態になってはじめて体に吸収されます。そのため、タンパク質のつぎに大切となってきます。
ビタミンB群は主に魚や大豆、ナッツなどに多く含まれます。
これらの食品はタンパク質も多く含むため、より効率的に摂取することができます。
魚は最低3食に1度は食べるようにし、大豆は豆腐などで。
そしてナッツはおやつなどで食べてみてはいかがでしょうか?
最後にミネラル
最後は、ミネラルです。
ミネラルは血液の材料となる栄養素。
タンパク質がビタミンB群によってアミノ酸に分解されますが、アミノ酸を体中に行き渡らせるには血液が必要です。
そのため、ミネラル分も一緒に摂ることでより効率的に体が吸収してくれるのです。
くわしい説明は割愛しますが、必項ミネラルは16種類あり、なかでも不足しやすい4種類を意識しましょう。
・カリウム➡海藻類や野菜類、果物類など
・カルシウム➡小魚や乳製品、大豆製品など
・鉄➡肉や魚介類、緑黄色野菜など
・亜鉛➡牡蠣や肉類、ナッツ類、海藻類など
と、ここまでがスマホ肘のついてのお話でした。
お役に立てる内容だったら嬉しいです。