最近は、たんぱく質に関する情報が多くなってきています。
ネットや書籍だけでなく、TVなどでも。
そんな数多くある情報の中で『たんぱく質の摂りすぎ』の不安について。
今日は『たんぱく質は、摂りすぎても大丈夫』こんなテーマでくわしくお話していきます。
ぜひ最後まで楽しんで聴いて頂けると嬉しいです。
この記事は、音声でもお楽しみいただけます。
たんぱく質は、摂りすぎても心配なし
患者さんにたんぱく質をススメすると、よくこんな答えが返ってきます。
『先生、たんぱく質はとり過ぎると肝機能に悪影響があるときいたのですが、大丈夫ですか?』
ネットやメディアの情報では、そのような情報も多いのも確かです。
厚生労働省が発表している『日本人の食事摂取基準(2020年版)』
では、たんぱく質について次のような記載が。
健康な人がたくさん食べて悪影響があったという明確な根拠はないとされています。
また『これ以上とってはいけない』という数値も設定されていません。
もともと肝疾患がある方は、とり過ぎには注意が必要です。
しかし、健康な人であれば、必要なたんぱく質の量を知り、極端に多い生活を続けないかぎり心配いりません。
しかし、脂質の多い肉を大量に食べればカロリーオーバーになります。
また消化で内臓への負担も大きくなるので注意が必要です。
逆に厚生労働省をはじめとした各種の調査では、現代人はたんぱく質不足の傾向にあります。
なので、現代ではとり過ぎより不足していることを意識する方が正解かもしれません。