【レター返信】力の抜き方を教えてください

この記事は、音声でもお楽しみいただけます。

今日は『力の抜き方』こんなテーマでお話していきます。
先日、レターで質問を頂きその解答を声でお届けしたいと思います。

ご質問にしっかりとお答えしたいと重いので、いつもの配信よりチョット長めとなってしまいますが、楽しんで聴いてもらえると嬉しいです。
まず頂いたレターを読んでいきますね。

たかださん、こんにちは。
いつも拝聴させて頂いてます。

今日は力の抜き方について室温したく、レターを送らさせて頂きました。
私は歯ぎしりがひどくなる時にマウスピースをしています。
ただ歯ぎしりを治す方法はないと歯医者に言われています。

歯ぎしりに限らず、普段から『力を抜く』という事ができません。
自分では抜いていると思っているのに、力を抜いてくださいと必ず言われます。

例えばネイルサロンでも、指の力を抜て楽にしてくださいと言われるし、マッサージや整骨院に行っても力を抜いてくださいと言われます。
自分では抜いていると思っているのにです。
あと何もしなくても気づいたら噛みしめていたりすることに気付いて、いまは意識的に口の中で葉をつけないようにしています(笑)

何か簡単に出来る『体の力の抜き方』ありますか?
ポーズや動作など。
もしありましたら教えて頂けるたら嬉しいです。

長文失礼しました。

とても丁寧なレターをありがとうございます。
この『力を抜く』ことは、整体院に来院される方でも苦手な方が多く、よく聞かれる内容です。
今回は、力を抜く方法を2つ紹介したいと思います。

力を抜く方法『筋弛緩法』

この方法は、アメリカのエドモンド・ジェイコブソン(内科医・精神科医)が1938年に考案した基本的なリラクセーション法の一つです。

筋肉をいったん緊張させ、その後ゆるませる、この動作を繰り返すことでリラックスする方法で漸進性筋弛緩法(ざんしんてききんしかんほう)と呼ばれています。
では早速、具体的なやり方を紹介します。

姿勢
座ったままでも立ったままでもOK。
基本動作
これから紹介する身体の色々な部位の筋肉に力を入れる(約10秒)
➡そのあと15秒~20秒、力を抜きます。

これから9か所の部位を緩めていきます。
やり方を全部は覚えなくてもテキスト(ブログ記事)がありますので、聴き流しながらやり方をイメージしてください。

①両手

①両腕をのばし、親指を包み込むように握り、両手を10秒間ギューッと握ります
②ゆっくりと広げて力を抜き、力が抜けた状態を15~20秒感じます

②両腕

①握り拳を作り肩に近づけ、曲げた腕全体に10秒間ギューッと力を入れます
②力を抜いて腕をおろし、力が抜けた状態を15~20秒感じます

③背中

①両腕と同じ要領で曲げた腕を後ろにグーッと引っ張り肩甲骨を10秒間引き付けます
②力を抜いて腕をおろし、力が抜けた状態を15~20秒感じます

④肩

①両肩をグッと上げ、首をすぼめるように肩に力を10秒間入れます
②ストンと力を抜き、力が抜けた状態を15~20秒感じます

⑤首

①まっすぐ前を向き、それから右側に10秒間 首をひねります
②元の姿勢に戻り、力が抜けた状態を15~20秒感じます
※反対(左側)も行います

⑥顔

①口をすぼめ、顔全体を顔の中心に集めるように10秒間力を入れます
②力を抜いて、ポカーンと口をあけ、力が抜けた状態を15~20秒感じます

⑦おなか

①おなかに手をあて、その手を押し返すようにおなかに10秒間力を入れます
②スッと力を抜き、 力が抜けた状態を15~20秒感じます

⑧足

①爪先まで足を伸ばし、足の下側の筋肉に力を10秒間入れます
②スッと力を抜き、力が抜けた状態を15~20秒感じます

⑨全身

①~⑧までの全身の筋肉を一度に10秒間緊張させます
ゆっくりと力を抜き脱力感を15~20秒感じます

これで身体の主要パーツの力が抜けやすくなります。
でも『こんな9個も出来ないよ~』という声も聞こえてきそうですよね(笑)

超カンタンに力を抜く方法

どこでも、だれでも、簡単にできる『力を抜く方法』を2つ紹介します。

深呼吸

『力が入っているな』と感じたら、とにかく深呼吸をしてみましょう。
上手にでききなければため息でもかまいません(笑)
とにかく、ゆっくり息を吐きだしてください。

※身体に力が入っている時は、息が長く吐きだせません(フッ。。となる)
なので、細くながく吐くことを意識してみましょう。

とにかくブラブラ

次は、手や足をブラブラです。
力を抜きたい時には、とにかく手や足をブラブラしてみましょう。
(手の方が、やりやすいと思います)

※身体に力が入った状態のままだと、手首や足首が折れ曲がらず、上手にブラブラできません。
特に手は、指先までがブラブラになりように振ってみてください。