コロナ渦となって3年あまり。
大きな環境の変化で精神的な不調に悩む方も増えてきています。
このような現状の中、薬に頼らず食事療法でメンタル不調を改善。
こんな治療スタイルが注目をあつめています。
そこで今回は、メンタルと食事(なかでも、たんぱく質)の関係について、くわしくお話します。
ぜひ最後まで楽しんで聴いて頂けると嬉しいです。
この記事は、音声でもお楽しみいただけます。
メンタルとたんぱく質の関係
私たちの脳の中では、無数の神経細胞が猛烈なスピードで情報をやり取りをし、感情や思考を生み出してます。
このやり取りを支えているのが『神経伝達物質』です。
なかでも、つぎの3つは大きな働きをしています。
ドーパミン➡喜びや意欲を引き出す
ノンアドレナリン➡驚きや興奮をもたらす
セロトニン➡気持ちを落ち着かせる
そして、この3つの原料は、身体の中で作る事の出来ない必項アミノ酸。
なので、食事からのたんぱく質が不足すれば、必要量が作られなくなります。
結果、神経伝達のバランスが崩れ、次のような症状が。
・ちょっとしたことで、心が乱れる
・すぐに不安になる
・いつもイライラしている
最近の研究では、たんぱく質不足による、神経伝達バランスの乱れが。
・うつ
・総合失調症
・不安障害
などの発症の原因の1つと言われています。
すなわち、たんぱく質はメンタルと大きく関係しているのです。
そして、メンタル不調で悩む方の食生活を見てみると、こんな傾向も。
・ごはやパン、麺類に偏っている
・たんぱく質、鉄、ビタミンB群が足りない
心のバランスはもちろん、食事のバランも意識するようにしましょう。